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「チェキは記憶のトリガー」ハリー杉山のプライベートから仕事背景まで

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次の写真は岩手県の釜石市で撮ったもの。ここは3.11でたくさんの方が命を亡くされましたが、僕は番組で取材に行かせてもらう機会がありました。そのとき『はまゆり飲食店街』という仮設住宅を使った商店街の方々に出会って、なかでも仲良くなった『味処海舟』の大将のもとには定期的に遊びに行っています。これは15年の冬の写真ですね。現地の方にとって嬉しいのは、我々が現地に行ってくだらない会話をしたり、現地でお金を使うことだと思うんですよ。このチェキを見ると、「また絶対戻るぞ」という気持ちになりますね。

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最後は尊敬する先輩、ジョージ・ウィリアムズさんの家に招待していただいたときの写真。この日は奥様やキッズたちと一緒に、日曜の午後のような時間を過ごすことができました。ジョージさんは奥様について「僕の奥さんであると同時に、ベストフレンドでもあるんだよ」と言っていて、「将来結婚するときには、自分も大親友のような人がいいのかな」と思いましたね。ジョージさんはつい昨日も、僕が出演した番組を観ている写真を送ってくださいました(笑)。

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――それにしても、ハリーさんの写真には素の表情が見えるものが多い印象ですね。人によってはキメキメの写真ばかり撮る人もいますが、それとは違ったものを感じます。

キメキメの写真もいっぱいありますよ(笑)。ただ、今回は1枚の写真を見て、五感が刺激されるようなものを選びました。こうして見ると本当にいろんなことをやっていて、不思議な毎日だなぁと思いますね。でも、こんな楽しみ方があるよ、ということも伝えていけたら嬉しいんです。実際、この写真に写っている人々から、僕もそういう瞬間をもらったので。いやぁ、いい人生です(笑)。

――ハリーさんにとって写真とは、どんな存在だと言えそうですか?

写真は、自分を知る手段だと思います。自分をワンステップ深く知ることができるし、歩むべき道を教えてくれるヒントにもなる。毎日生きていると忙しくしてしまうこともありますが、写真は自分をもう一度見つめて、人間にとって最も大切な「感情ってなんだろう?」ということを思い出させてくれる。これを見るだけで、僕がどういう人間か分かりますよね。

――見返したときに、そのときは気づけていなかったことが分かる瞬間もありそうです。

そうですね。ジョン・ディチェザレさんの傘を持った写真で着ているシャツ(英語で「私たちはもうあなたの奴隷ではありません」と書いてある)は着る場所を選んだ方がいいかな、とか。この間社長の前で着ていたら、「そろそろ独立したいの?」と言われたんですよ(笑)。

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今回使用したチェキ

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text by Jin Sugiyama
photo by 横山 マサト

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