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フォトグラファー・柴崎まどかが愛する「人」と「猫」 / “チェキ” instax mini Evo インタビュー

独自の感性とクリエイションで人々の心を揺さぶる表現者の“視線”に迫る連載企画「見せてよ、きみが見てる世界。」がスタート。12月に登場したチェキシリーズの新モデル「“チェキ” instax mini Evo(以降、Evo)」を使ってゲスト自身が撮り下ろしたチェキプリントと共に、感情を伝える方法や、表現に対するこだわりを伺います。

第六弾はフォトグラファーの柴崎まどかさんが登場。映画のポスターや雑誌、広告などさまざまな媒体に作品提供を行なってきた柴崎さん。写真との出会いや撮影の際に考えていることなど、幅広く話してもらいました。

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PROFILE

柴崎まどか

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1990年生まれ、埼玉県出身、東京都在住。
フリーランスフォトグラファーとして数々の映画スチールの他、雑誌、広告、カタログ、アーティスト写真など幅広く活動。代表作は、俳優 笠松将を一年に渡り追った写真集『Show one’s true colors.』。

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柴崎さんが愛する「肌」。鮮烈な人物写真が生まれるまで

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「5年ほど前、とあるカメラマンに師事していたんです。仕事としての写真の奥深さはそこで学ばせてもらったけど、同時に思っていたのは『アシスタントをするより写真を撮りたい』ということ。私、本当は飽き性なんですよ。それなのにここまでずっと熱意を持てる存在は写真だけです」

緊張感を抱かせないフレンドリーな口調で語る柴崎さん。“飽きがこない存在”の写真に出会えたきっかけは、高校時代の何気ない日常でした。

「友達が学校に大きな一眼レフを持ってきたんですよ。小型のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が流行っていた頃だったから珍しく見えて。撮らせてもらったら、広告で見るような綺麗な写りだったんです。それが衝撃的で、私もその年のクリスマスにお父さんに買ってもらいました」

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「本格的に写真を撮り始めたのはその数年後。当時流行りたてのTwitterに写真をあげたら、思いのほか反響をもらえて。これまでは“記録”として写真を撮っていたけど、“作品”としても受け止めてもらえることを知ったんです。感情を動かす一枚をもっと撮りたいと思いました。外出先で写真を撮るのではなく、写真を撮るために外出するようになったのはそれから。写真が生活の中心になったんです」

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柴崎さんといえば、映画のポスターや広告、雑誌を中心に手掛けている人物写真。その場の空気感をそのまま切り取ったような鮮烈な写真は、つい被写体と「目が合った」とつい錯覚してしまうほどです。

「撮る時にもっとも注目しているのは“肌”。人肌ならではの質感や血色って、とっても美しい。誰一人として同じ肌の人がいないところも好きです。だから、人物写真を撮るときはできるだけ光で肌を飛ばしたくない。その人ならではの質感を出せるように意識しています」

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「『この人はこの角度が可愛い』と思っても、まじまじと見つめたらお互いに恥ずかしいですよね。でも、ファインダー越しだと堂々とできるんです。被写体のチャームポイントとじっくり向き合える。それこそが人物写真の魅力であり、カメラマンの特権だと思います」

もう一つの“生活の中心”。柴崎さんがEvoで切り取る、愛猫との日常

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「私、“チェキ世代”なんですよ。学生時代にチェキと雑誌の『Zipper』がよくタイアップ企画をやっていたのを覚えています。初めて買ったのは「“チェキ” instax mini 8+」。友達と撮りあって、よく写真を交換していました。時代的に写真といえばデータで楽しむものだったので、プリントを前提に写真を撮ること自体が新鮮でしたね」

当時は友達とのコミュニケーションツールとしてチェキを活用していたという柴崎さん。最新機種のEvoで撮影したのは、カメラと並ぶ“生活の中心”だという愛猫の写真です。

「2年前、ペットOKの物件に引っ越して飼い始めたんです。それからはこの子に似合うかどうかを基準にインテリアを選ぶくらい、もう首ったけで(笑)。Evoだと動き回る猫が相手でもブレにくいのが驚きです。あくびをする一瞬も逃さず捉えられました」

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「Evoを操作していて感じたのは、とにかく自由度が高いこと。10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルムエフェクトを組み合わせて100通りの表現ができるんです。子どもがこれで遊んでもいいですし、プロが作品として撮っても無限の可能性があると思います。プリントする画像は後から選べるので、アングルやエフェクトをいろいろ実験できるのも嬉しいですね。お気に入りのフィルムエフェクトはセピア。私は彩度とコントラストが低い写真を撮ることが多いのですが、理想に近い表現ができました」

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自由度の高い表現と、気兼ねなく何枚も撮れる点に魅力を感じたという柴崎さん。そんなEvoを持っていきたい場所もあるそうです。

「以前、フィンランドのヘルシンキに行ったんですよ。その時は港町にあるマーケットに何度も顔を出していました。出会う人がみんな優しいんです。それに、作家さんの花瓶が並んでいたり、町中に北欧柄のイラストが描かれていたりと、どこを切り取っても綺麗で。いつかもう一度そこで写真を撮りたいです。思い出の景色を形に残せるって、やっぱり嬉しい。写真を目的に外出するような私にはぴったりなカメラだと思います」

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text by 山梨 幸輝
photo by 中村 寛史

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今回使用したチェキ

“チェキ” instax mini Evo

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