1枚のフィルムに2度シャッターを切り、像を重ねることができる「二重露光モード」。デジタル加工とは異なる、美しいアートフォトに挑戦!
instax mini 90に新たに搭載されている機能が「二重露光」。1枚のフィルムに2度シャッターを切ることで像を重ねる撮影モードで、クリエイティブな写真を撮ることができます。
1ショット目
2ショット目
1ショット目に花、2ショット目に男性を撮影すると、ふんわりとした花に囲まれたスタイリッシュなポートレートの出来上がり。感性の赴くまま重ねてみましょう。
二重露光の2度目のシャッターで像が重なりやすいのは、影や黒い部分。1度目のシャッターを切るときに、像が重なりやすいか、またどこに重なるかを考えながら撮ると成功率が上がります。
影の多い1ショット目
2ショット目
影の部分に重なる
明るい場所ではDモードにとても明るい場所では2度目のシャッターの効果がほとんど現れないことも。濃淡調整の「D」を選択し、暗めの写真にすることで2度目のシャッターの像を重ねやすくするのが効果的です。 |
同じ人物を二重露光。作例のように同一人物のミニチュアを手に乗せることだって可能です。
道路に書かれているサインは、アスファルト部分にだけ2度目の像が重なりやすくおすすめ。
照明やネオンなどは、光源の部分が二重露光後もクッキリと残ります。
手のひらを空にかざすと手のひらの部分に2度目の像が美しく重なります。初めての二重露光にオススメのテクニック。
レンズを黒いテープで下半分隠してまず撮影。2度目のシャッターは上半分を隠して撮影。すると、キレイに上下が分割されたスプリットイメージが撮れます。通常の二重露光と異なり、像が重ならないために、鮮明な写真になります。斜め分割、左右分割なども行えます。
1ショット目
2ショット目
上半分が男性、下半分が女性などというユニークなトリックフォトも撮影可能。三脚を使い背景を固定すると良いでしょう。
町が二層の不可思議な写真。
黒いテープを完全な二分割ではなく少し広めに貼るのがコツ。測光部をふさがないように注意。 |
撮影協力:東京タワー/デックス東京ビーチ